わんことの暮らしを楽しむ。一緒に紡ぐ。幸せライフスタイル

すべてのわんこと飼い主さんが今よりももっと幸せになるために「わんことの暮らしを楽しむ」ドッグウェルネスアドバイザー葛城まゆえのブログ。

「犬」ではなく「人」のしつけと考えるとわかりやすい〜「正しい犬のしつけ方講座」開催しました

頭がいい=イイコではない。
わんこからしたら、「イイコ」は損をする!
そのしつけ、わんこのためですか?自分のためですか?
我慢の借金はいつか崩壊する。
日本人は、良くも悪くも真面目で水準が高い。故に、いいところを見つけて褒めるのが苦手。
人から見た家庭犬(いわゆる普通に飼われている、家族の一員とされているわんこ)の仕事は何もしないこと。

 

 

ざっと列挙したのは、Terri's Dog Cafeそら〜ずにて開催したドッグトレーナー・細野栄作さんをお呼びしての「正しい犬のしつけ方講座」で出てきたフレーズの一部(わたしの中でひっかかってメモしたもの)
当日は、朝方、雨のところもあり、生憎のお天気の中、4頭のわんこと8名の飼い主さんにご参加いただきました。

 

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一緒に来てくれた奥様・明子さんのフォロー中

 

告知文にも書いた通り、「しつけ」と「訓練」の違い、「症状」と「原因」のアプローチの違い、「好き」になってもらう方法…プログラムは大まかにこの3つだけれど、中身は盛りだくさん!
わんこたちの社会でのポジションの変化、パーソナルスペースの話、許容範囲の話。
「犬」としてではなく「人」としてしつけをするなら?と考えると、ベストな方法もわかるし、少し気が楽なるなんて話まで。
そして、最後の質疑応答では、みなさんの「ウチのコは…」に時間の許す限り、栄作さんも答えてくれました。

 

プログラムには、個別の問題行動、お悩みの対応は含んでいませんが(そのコそのコの性格、生活環境、家族構成にも起因するため)やっぱりみんな知りたいのは「ウチのコのこの悩みをなんとかしたい!」というところ。
人の場合でもそうだけれど、こういったグループ講座は、その場に集まったわんこたちのお悩みが参加者全員のお悩みに共通していたり、新しいことに気づくきっかけになったりもするので、その時その時で違った話が聞けるのも魅力です。

 

知らなきゃ損する「原理原則」って?

栄作さんのトレーニングは、行動分析学がベースにあります。
これは、動物のためのものではなく、もともとは人(子供)のためのもの。
それを応用して、家庭犬と呼ばれるわんこたちはもとより、動物園などの動物たちのトレーニングにも使われているもの。

 

その中で使われるのが「原理原則」
「いいこと」と「嫌なこと」には何があって、どう組み合わせていくといいのか。
動物園の動物や実際にあったわんこの話を交えて、わかりやすく説明してくれました。

 

余談だけれど、我が家の蘇芳(すおう)と真赭(ますほ)も会場にはいて、でもわたしが主催者側なので、他のコたちと同じようには参加させず、隔離スペースで過ごさせていたのだけど…良くない例のデモみたいな状況になってました…^^;;

 

昔だと普通に行われていた叩くという行為。
或いは、カラーやリードを使って力技で捩伏せる行為。
しつけ本などに載っている天罰方式(犬の見えないところで、大きな音を出してやめさせる)

…これらはすべて「嫌なことを与える罰」
もっとわかりやすくいえば、支配。

 

わたしたち人もそうだけれど、支配されると「なんだと?!」「そんなのは嫌だ!」ってなりますよね。
わんこたちもそう。
された瞬間は、びっくりして怖くて、やらなくなるから「イイコになった」と「(この方法は)成功した」と思いがちだけだけれど、心の中に生まれた「嫌だ!」はなくならない。
繰り返されるたびに、少しずつ少しずつこの「嫌だ!」は蓄積されていく。
そして、「もうこれ以上は無理!我慢の限界!」となった時に、咬む行為が表に出る。

 

この「嫌なことを与える罰」は、リスクがある、と栄作さん。
蓄積されていくことで、攻撃性をアップさせてしまう。

 

だから、この「嫌なことを与える罰」ではなく、「いいことがなくなってしまう罰」を使うといい。
というのが、原理原則の話の中のひとつ。

 

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参加してくれた甲斐犬のランちゃん(11ヶ月・女の子)

 

行為を促す「感情」がなくなれば、「行為」もなくなる

その原理原則を知って、どう対応していくのか…には、まず、その行為(吠えや咬む、いたずらなど)がどの感情からきているのかを知ること。見極めること。

 

我が家もそうだけれど、お悩みNO.1は吠えること、だと思うんですよね。
じゃあ、その「吠え」る行為をさせてる感情は何?を見極める。
これはわたしたち飼い主では、見極めにくい部分もあると思うので、そんな時こそドッグトレーナーを頼るのがいいんだと思います。
(とはいえ、この感情を見極めることをしてくれないトレーナーにお願いしてしまうと、本末転倒になるので注意)

 

我が家の真赭(ますほ)もそうなのだけど、ピンポーンとチャイムがなると猛然と吠える^^;;
これは、わんこたちからすると「侵入者!侵入者が来た!どっか行け!!」が大半。
怖いんだよね。

 

だから、この時にわんこが喜ぶもの=おやつをあげる。
おやつよりもおもちゃが好き!なコはおもちゃでもいいのかもしれない。
ピンポーンときた人が帰るまで、夢中になれるものがいい(なので、おやつの場合は、2〜3分持続するものがよりベスト)

 

夢中になってる間に、侵入者は用事が済んで帰っていく…ので、帰ったら、おやつ(あるいはおもちゃ)は一旦終了。
これを繰り返すと、ピンポーン=侵入者がくる、怖い、が、ピンポーン=おやつがもらえる、嬉しい、になる。

 

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参加してくれたハスキーのニコちゃん(3歳・女の子)
小型犬のコたちは、お写真撮れず…ごめんなさい。

 

日常に「好き」が増えるということ

「症状」がなくなるとわたしたち飼い主は嬉しいし、「原因」がなくなればわんこたちも嬉しい。

日常の中に「嬉しい」が増えると、「嫌なこと」が減るから、結果、「我慢する」ということも減る。
ストレスが減るってこと。

 

ストレスが減るってことは、わんこのQOL(クオリティー・オブ・ライフ。人生の質、生活の質)が上がるので、健康寿命も伸びる。

 

そしてこの「好きになってもらう」は、栄作さんのお店・Dog's home SUNKSのコンセプトでもあります。
わんこと飼い主が、幸せに過ごしていくためのきっかけ、そして教育。

 

社会の中でのわんこのポジションが変わっていくのに合わせて、わたしたち飼い主も学びを変えていく必要があるなあと感じます。
時間はかかるけど(例として出ていたのは、他のお店で断れてしまった咬み犬。1年半かけて、嫌なことは唸ったりはするけれど咬む行為はしなくなったわんこがいるよ、とのこと)しつけをし直す、ということはできますと栄作さん。

 

飼い主側の根気を試されるけれど、今まで学んだ力技の方法ではなく、お互いがストレスなく幸せに過ごしていくために。

やり直したいなと思ったら、Dog's home SUNKSのドアを叩いてみてください。
dog's home sunks 犬のしつけ お預かり

 

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ドッグトレーナー・栄作さんとトリマー・奥さんの明子さん。そして息子ちゃんたちとわんこたち。
(お写真撮り損ねたので、栄作さんのFacebookより拝借)

 

そもそもの体を整えてQOLを上げていくには、日々食べるもの、身の回りで使うものを変えていくことも必要。
こちらは、わたしの得意分野(笑)
ドッグフードの見極め方、添加物の良し悪し、自分で作るわんこのごはん、メディカルアロマとハーブの取り入れ方…に興味がある方は、お問い合わせください^^

10/29には、同じくTerri's Dog Cafeそら〜ずで、わんこの肉球クリームを作るワークショップを開催します。